うさぎにほうれん草は賛否両論あり
我が家は毎年庭でほうれん草を育てているのですが、いろいろ調べてみるとほうれん草はうさぎには与えない方が良い野菜に分類されている事が多いです。
ただ、食べたらすぐに体調を崩すとか死んでしまうとかではなく、あくまで食べ過ぎたらあまり良くない野菜になるようです。
しかし、積極的にあげたい野菜にはならないので基本あげる必要は無いです。
でもせっかく収穫できたので少しだけ与えてみました。
ほうれん草の栄養素
ほうれん草の栄養価
エネルギー | 25kcal |
---|---|
タンパク質 | 2.6g |
炭水化物(糖質) | 4.0g |
カルシウム | 69mg |
シュウ酸 | 800mg |
※100g当たりの栄養素
ほうれん草を与えるメリット
ほうれん草には抗発ガン作用のあるβカロテンに加え、ビタミン類、ミネラルなどどれをとっても非常に栄養価が高い緑黄色野菜です。
牧草やペレットではなかなか補えない栄養が摂取でき点がメリットになります。
ほうれん草はシュウ酸が多い
しかしほうれん草にはシュウ酸が大量に含まれています。
このシュウ酸が多い事が、うさぎにはあまり与えない方が良いとされている理由です。
うさぎはシュウ酸が多い食材を口にすると、体の中に結石ができて尿路結石などの病気になる可能性があるからです。
会社にも尿路結石になった同僚がいるけど
その痛さは尋常じゃにないと言ってたからね・・・。
ウサにはそんな痛い思いをさせたくはない。
ほうれん草を与えるときの注意点
うさぎにとってほうれん草はメリット・デメリットある野菜なので
デメリットがある以上は積極的に与える必要は無いです。
ただどうしても与えたいという方は以下の事を気を付けて下さい。
人間の場合は、毎日1kgのほうれん草を食べ続けたら結石が出来るといいます。
これって結構な量で、ほうれん草1束がだいたい250g前後なので、毎日4束食べ続ける計算になります。
毎日そんなに食べれる人は中々いないと思いますが、うさぎの場合は体が小さいのでより影響を受けやすいと思います。
- うさ男の体重 60s
- ウサの体重 1s
※ウサの体重は僕の1/60なので、ボクは1s食べてもOKだけど、単純計算でウサは16gって数字がでますね。
うさぎと人間が同じな訳では無いので、その数字には何の意味もないとは思うけど。
とにかくほうれん草をあげるなら少量!10g以下!ほんのたま〜にあげるが良いです。
シュウ酸には「カルシウムと結合しやすい性質」があるので、カルシウムが多い野菜と一緒に食べる事で、小腸でカルシウムとシュウ酸とが結合して、便として排泄されます。
こうする事でシュウ酸を体内に残りにくくする事ができます。
なので野菜の組み合わせを考える事で、結石が出来るリスクを減らせます。
水をたくさん与える事で尿の量が増えるので、水を沢山与える事は尿路結石の予防になります。
常に水が飲めるようにしておいて、沢山おしっこ出来るように。
ただ、うさぎに沢山水を飲んで!と言っても飲む量を増やせる訳でないのでうさぎの気分次第となります。
あと冬に比べて夏の方が水の量の減りが早いので、夏の方が向いているのかも。
ほうれん草に含まれているシュウ酸は「水溶性の物質」なので、下茹ですることで茹で汁の中にシュウ酸が溶け出します。
だからと言って、その茹でたほうれん草をうさぎが食べてくれるかは知りません。
ほうれん草にそっくりな野菜の小松菜にしちゃう!というにも手です。
小松菜はシュウ酸は少ないけど、逆にカルシウムが多い野菜なんですが、まだほうれん草よりも与えても大丈夫な野菜といわれています。
値段的にもほうれん草より安いのでそっちの方が何かといいのかも。
【関連】 小松菜はうさぎに与えても大丈夫!でもカルシウムも多いので注意です
まとめ
★ほうれん草の栄養素
★ほうれん草を与える時の注意点
まあ、そんな無理して与えることねーんじゃね!?
やはりほうれん草は絶対与えないといけない食材では無いし、心配事があるのなら無理に食べさせる事はしなくても・・・と思います。
ただ、収穫したばかりのほうれん草を少し与えてみた所食いつきは凄く良かったです。
でも茎はなぜか食べませんでした・・・・。
ちなみにカルシウムと抱き合わせで食べされたいという方はコチラの野菜の成分一覧表をご活用下さい。
与えるときはくれぐれも注意してくださいね。