うさぎが瞬きしてないけど大丈夫なの!?
『うさぎは瞬きをほとんどしないですよね?』
『瞬きしないで目が乾燥しないの??』
うさぎの瞬き(まばた)ってほとんど見かけたことが無く、Twitterで動画を更新すれば「ウサちゃん全然瞬きしてないね?大丈夫?」という心配の反応も少なからずあります。
うさぎを飼ってビックリしたのは寝る時も目を開けて寝ますし、ほとんど目を閉じないんですよ!
もし人間なら目が乾燥してしまいドライアイになってしまうところですが、うさぎはどうなんでしょうか?
そこら辺を今回は調べてみたいと思います。
うさぎが瞬きをしない理由
うさぎが瞬きをしない理由としては、うさぎがまっさきに肉食動物などの標的になることが関係しています。
目を閉じるということは何も見えない状態ですから、咄嗟に肉食動物に襲われたときに反応が遅くなってしまいます。
なので目を閉じることで発生する危険性を少なくする為に極力目を閉じなくても済むような構造になった訳なんです!
という訳でなかなかウサが目をつぶった時って貴重何ですよね〜。
ちなみに、あくまで閉じる回数を少なくするだけで、全くマブタを閉じなくても良い訳では無いです。
ウサを観察してるとたまに瞬きをやっぱりしてます。
そしてたま〜にウインクのように片目だけどの時もあります!
うさぎが瞬きしなくても問題ない理由
そこで気になるのがウサギはなぜ瞬きをしなくても目が乾燥しにくいのかです。
その理由としては2つあるみたいです。
- 涙に油分が多く含まれている
- 舜膜(しゅんまく)という第三の瞼(マブタ)を持っている
色々調べてみた結果この様になりました。
うさぎの涙には人間より多くの油分が含まれている
人間の涙にも油分が含まれていることはご存知ですか?
この油分のおかげで目が乾燥しにくくなっているのですが、うさぎの涙にはこの油分が人間よりも多く含まれているそうです。
なので人間と比べても長い間瞬きしなくても目が乾燥しにくという事のようです。
舜膜(しゅんまく)という第三の瞼(マブタ)を持っている
「第三の瞼(マブタ)を持っている」・・・・なんかかっこいい響きのワードが出てきましたが、どうやらウサギは人間には無い3つ目のマブタを持っていてそのおかげで目が乾燥しにくいようです。
まぶたとは別に水平方向に動いて眼球を保護する透明又は半透明の膜。
瞬膜という名前の由来から分かるように、、目の内側から瞬間的に出てくるため「瞬膜」と呼ばれている。
これはウサギだけでなく色々な動物に存在します。
- 鳥類
- 爬虫類
- 魚類の一部
- 哺乳類の一部
うさぎの瞬きを調べていなければきっと一生知ることが無かったであろう事実ですね(・・;)
舜膜(しゅんまく)の位置
うさぎにある瞬膜(しゅんまく)の位置は目頭の位置にあります。
目頭と言っても分かりにくいかもしれませんが、目の鼻寄りの部分の白く薄い膜です。
常に出ている訳ではなくて出たり引っ込んだりする模様・・・。
舜膜(しゅんまく)の役割
舜膜(しゅんまく)の役割としては眼球にある角膜を覆いそこから涙を出して角膜を潤し保護する役目があります。
なので少ない瞬きでも目が乾燥しない理由としては、この瞬膜によって目が守られている所が大きいみたいです。
ちなみにウサギは寝る時も目を開けて寝ますが、睡眠時は目の内側に隠れていた瞬膜が目をおおっていて眼球を守っているみたいです。
まとめ
今までどうしてうさぎは瞬きをしないでも目が乾燥しないのが不思議でしたが、やはり調べてみると色々と理由があるんですね。
目を閉じないようにする理由っていうのは何となく臆病なうさぎの性格からして分かりましたが、まさか第三のマブタが存在していたとは奇想天外でした。
やはり厳しい自然の中で生き抜くため必要なものだったんですね。
「目を閉じたら人生が終わってしまうかもしれない!」
それくらいの緊張感のある世界で野生のウサギは生活してるって事ですもんね。
なかなか人間には理解しがたい世界です。
ちなみに人間もこの瞬膜があればドライアイとはおさらば?という事なんだろうか!?なんてことも気になりました。
以上、うさぎの瞬きが少ない理由についてでした。