ウサギがよくなる「うっ滞」とは!?
ウサギの病気の中でもなり易い病気として「うっ滞」があります。
うっ滞は突然起こる病気なので、事前に症状を把握しておく必要があります。
<うっ滞とは!?>
うっ滞とは色んな原因によって起こる胃や腸などの消化器官の低下に関するトラブルです。ストレスや病気などが原因で、胃腸の動きが止まり、食べたものが胃腸に溜まったり、ガスが溜まって、お腹が痛くなる。そしてご飯を食べなくなりウンチや尿も減少。放っておいて重症になると死の危険性もある病気です。
うさぎによってはうっ滞を繰り返す子もいるそうです。
そしてうっ滞は明日まで様子みよう!では危険な病気です。
なので症状や原因、対処法をしっかり理解しておくことが大事だと思います。
うっ滞の発生率ってどのくらい?
うっ滞は危険!繰り返す子もいる!
そんな事を聞いてこんな疑問が出てきた。
『うっ滞ってどの位の発生率なのか?』
『うっ滞って気付けるものなのかな?』
そこで、ウサ飼いさんにうっ滞になった事があるのか質問した所
その発生数はかなり高い確率になりました。
うっ滞に関するアンケート
多くの過多に投票して貰い、400票以上のデータが集まりました。
気になるうっ滞の発生率
うっ滞になったと回答した人が42%!
496匹中、194匹ものウサちゃんがうっ滞になった事になります。
分からないと投票した人の中にも、実際はうっ滞になっているうさぎがいるとしたら、それ以上かもしれませんね。
ビックリな数字ですよね・・・・。
なのでウチのウサも人ごとではないんですよね!
いやウサごとでは無いが正しいのか!?
という訳で、突然やって来て対処に困ると非常に焦るので
「うっ滞」に付いて症状、原因、対処法をまとめました。
とりあえずこの様な症状が出たら早急に病院で診てもらいましょう!
うっ滞の症状と原因
うっ滞の症状
- ご飯を食べない
- 食べたそうだけど食べない
- おしっこの量が少ない
- うんちの大きさが小さい
- 水を飲む量が明らかに減る
- 全く水を飲んでない
- 体温の低下
- 耳の温度が低い
- ケージの隅に丸まって動かない
- 何度も体勢を変える
- 毛の混ざった便が出る
- お腹が張っている
うっ滞の主な症状はご飯を食べなくなったり、水を飲まなくなったり・・・。
ウンチが小さくなった
ご飯が食べれない為に、ウンチやシッコの量が減ったり、小さなウンチが出てきます。
あと毛が混ざった糞が多いのも、毛球症の疑いがあるので注意です。
うずくまって動かない
毎日喜んで部屋んぽするのに、ケージを解放しても出てこないという時には黄色信号かもしれません。
あと体の伸びをする時に、普段とちがう場合もおかしいようです。
体が冷たい
うっ滞になった時は、うさぎの体温の低下があるそうです。
体を触ったり、耳の温度などを確認してみて下さい。
いつもうさぎの世話をしている飼い主さんならそういった症状に気付けそうです。
今まで注意深く見てなかったという方は、エサの減り方、ウンチの大きさや量、オシッコの量、うさぎの体温などを注意深く観察してあげて下さい。
うっ滞の原因
- 1番多いのがストレス
- 病気から引き起こされたうっ滞
- 胃や腸が毛玉で詰まっている(毛球症)
- 歯のトラブル(不正咬合)
- お腹の中にガスが溜まっている
ストレスによるうっ滞
うっ滞の原因として1番多いのはストレスによるものだそうです。
季節の変わり目による急激な温度変化、食欲不振など。
あとは騒音や嫌な事をされた、新しい環境でストレスを感じるなど・・・ウサギはそういったストレスを感じてうっ滞を発症してしまうそうです。
病気によるうっ滞
その他に考えらる事としては、何かしらの病気になってしまっている事です。
病気になっている為、食欲不振、元気喪失などからうっ滞を発症。
病気としては毛が胃腸で詰まってしまう「毛球症」や、歯が異常に伸びたり噛み合わせが悪くなってしまう「不正咬合」などが原因としてあげらえます。
特に毛球症の場合は、年2回ある換毛期の時期になり易いので注意が必要です。
換毛の時期にはいつも以上にブラッシングをしてあげてください。
お腹にガスが溜まる食べ物
あとうさぎにキャベツを与えたことがある!という方も多いと思いますが、
キャベツにはオリゴ糖の「ラフィノース」という成分が含まれていて、そのラフィノースのせいでお腹にガスが溜まりやくなってしまうそうです。
キャベツは決して与えてはイケない野菜では無いですが、与えすぎには注意が必要になります。
うっ滞の対処法と予防法
それではうさぎはうっ滞になった時の対処法です。
対処法一覧
- 体温低下の場合は温めてあげる
- 背中などをマッサージしてあげる
- 水分補給をさせてみる
- すぐさま病院へ!!
体を温めてあげる
うさぎの体が冷たくなっていると感じたら温めてあげるようにしましょう。
- 体にタオルをかけてあげる
- ヒータの上に乗せる
- 膝の上に乗せてあげる
膝の上に乗せる事でお腹も温まります
マッサージをしてあげる
うっ滞になった場合に腹部のマッサージ(腸から胃の方向へ)する方もいるかもしれませんが、マッサージなどの対処法を素人がやるのは危険な場合もあるみたいなので、慣れない方はしない方が良いと思います。マッサージするなら、
- 背中
- お尻
- 頭
この位にしておいた方がよさそうです。
腹部をやるにしても獣医師の指導の下やるようにしましょう!
水分をしっかりとらせる
うっ滞は水分を与える事で症状が改善される事があります。
水またはぬるま湯を、注射器のようなモノで強制的にあげる事も必要です。
もしどうしても飲んでくれないという事なら、水分が多い野菜などを与えるのもOKです。
【関連】 うさぎに与えてOKな野菜とNGな野菜一覧
病院での治療内容
なんだかんだで1番の対処法は病院に少しでも早く連れていく事です。
- 胃腸の機能を良くする注射
- 栄養不足や脱水症状の場合は点滴
- 薬
- 最悪の場合は手術
普段から信頼できる病院見付けておく、病院に慣れさせておくことは大事ですよね。
定期的に健康診断するなどして、安心してうさぎを預けられる病院を探しましょう。
【関連】 うさぎの健康診断の診察内容と診察料!
予防法
- 普段から牧草(チモシー)をしっかり食べさせる
- ペレットばかり与えない
- 異物を食べさせない
- 過度なストレスを与えない
- 毛を飲み込ませないように、ブラッシングを小まめにする
基本的な事ですが、普段の食事に食物繊維たっぷりの牧草を食べさせましょう。
うさぎは胃腸が動き続けていないと体調を壊してしまう動物です。
そして余計なモノは一切与えない。
ダンボールだったり新聞紙だったり、危険なモノは即撤去しましょう!
実際にうっ滞を経験した時の体験談
うっ滞の症状や原因、対処法は分かった!
でも、やはり実際にうっ滞になったら気付けるのか不安だ!
そんな方の為に、実際にうっ滞を経験された飼い主さん達の体験談を紹介します。
うっ滞になった時の体験談
ペレットの食べが悪くなるのとくつろいだ寝方をしなくなるのでわかります。あと毎日見ているからか具合が良くないときは調子よくないよーっていう顔をしてる気がします!笑
食事を食べなくなり、隅の方でうずくまり耐えます。お水もとらず、ベンもしなくなる。すぐわかるので即病院へです。
うちの子は隅っこにうずくまる事がありました。ペレット、牧草、お水が普段よりあきらかに減りが遅い。普段とは違う体の伸ばし方→うまく説明出来ませんが、体全体の伸びではなく下半身中心の伸び方でした。伸びの回数も普段より多かったです。おかしいな?と思ったら早めの病院がいいと思います。
うちの子の場合、チモシーの食べが悪くなり、そのうち手をつけなくなります。ペレットも残すようになり、お水も飲まず、ウンチが小さく少なくなり、ひどくなるとうずくまり歯ぎしりします。何度も態勢を変え、呼吸が荒くなり全身ガタガタ震えていました。
お腹がボヨンボヨンになっていました!あとペレットに全く興味がなくなりおやつもだんだん食べなくなりました!トイレも尿のみで水はいつも通りでした。普段も自分からほとんど動かない感じです!あと、お耳が冷たい・・・この様な状態になったらとにかくすぐに病院に連れて行きます。うさぎさんの様子見は命取りになりますよ。
少し様子がおかしいと思う時、一番わかりやすいのは好物に反応しない時ですね。普段は袋を鳴らすだけで走って来るのに、反応せず隅っこにうずくまっているときはやばいですだから、好物を知っておくのも大事ですよ!
とても参考になりますね。
好物であるおやつに全く反応しなくなる!
っていうのはあったけど、これは異常事態ですよね。
おやつの音を聞くだけでもすっ飛んでくるのに・・・それに反応しなくなるという事は・・・。
なのでうさぎの好物を把握しておくって事は大事って事ですね
ウサ飼いさんがとったうっ滞時の対処法
うちの子達は、全く牧草もおやつも食べなくなり、外に出しても端に逃げて動かなくなります。多頭飼いの為、かかりつけの病院にて鬱滞用のシロップを多めに頂いてるので、シロップを飲ませてます。後は、お白湯も飲ませたりしてます。うちのはペレット(好物含む)を殆ど食べなくなります。水もあまり飲まなくなります。糞が通常より小さくなったら大体「うっ帯」ですね。その度に病院に連れて行っています
家の子は 何度もなってて その内何度か命の危険もありました 全く動かずうずくまってるかと思えば ゴロンしてはうずくまってバックするを繰り返す感じでしたね 夜間病院で応急処置をしてもらって朝かかりつけの病院へってゆうのを何度もしました(´д`|||)
先月うっ滞に。急に食欲なくなり、前兆は糞が少し小さくなりました。乾燥野菜やドライ果物を食べ慣れてたおかげで、命を繋いだようです。うっ滞時、ペレット、チモシーは殆ど口にしなくて。野菜果物は主食でないので、あげすぎはよくありませんが、食べ慣れてると今回みたく助かるかもしれません。
踞ったまま動かなくなり、牧草、ペレットは食べず、水もほとんど飲まくなります。病院では、腸を動かす薬を点滴と一緒にされました。+整腸剤、飲み薬。さらに強制給餌で食べさせる事が大事です。早めの診察が望ましいです。
ちの子は普段暴れん坊タイプなので、毛詰まりかな?って早くわかることが多いです。動かない、ペレットや草を食べない、いつもと違う場所でうずくまる、一番わかりやすいのは伸びをした時まっすぐに伸びをしないことです。まずは内臓を痛めない程度のマッサージをします。
とにかくうっ滞の症状や、異変に気付いたら病院とみなさん言われています。
明日でも良いかは命取りになると多くの方が言われているので、すぐに病院へ連れてってあげましょう。