うさぎの歯の病気不正咬合とは!
うさぎがなる歯の病気として不正咬合(ふせいこうごう)という病気があります。
うさぎの歯は人間と違い一生伸び続けるモノで
長くなり過ぎたり、噛み合わせがおかしくなる事で不正咬合という病気になってしまうそうです。
ちなみにうさぎの歯は28本あります。
そして全ての歯が伸び続けるのだとか!!
切歯(せっし)と呼ばれる前歯が上4本、下2本。
⇒ 食べ物を切り取る役割
臼歯(きゅうし)と呼ばれる奥歯が上に左右格6本、下に各5本
⇒ 食べ物をすり潰す役割
こんな感じで野生のうさぎは歯を上手に使って草や樹皮や根っこなどを上手食べています。
切歯で食べ物を細かく切り、臼歯で高繊維質の食べ物をすりつぶす
それらの固いモノを食べる事で歯が削れていくので、歯が伸びても問題ないという訳です!
しかし、家飼いのウサギはペレットなどの柔らかい物を食べる機会も多いので、歯が上手く削られなかったり、又は固いモノにぶつけたり落下する事で不正咬合になってしまう事もあるそうです!
ちなみに自然界のウサギには不正咬合の子はいないという事なので、
やはりウサギを飼う飼い主が気を付ける事で防げる事なのかなと思う。
という訳で不正咬合について詳しく調べてみました!
不正咬合の症状、原因、対処法!
<不正咬合とは>
うさぎの歯がなんらかの原因によって噛み合わなくなり、歯を適正にこすり合わせることが出来なくなってしまい、歯が磨耗せずに伸び続けてしまう状態
症状
- 歯が伸び続けて刺さる
- 食べ物を落とす
- 給水ボトルからうまく水が飲めない
- 食欲低下、体重減少
- よだれ、身体の汚れ
- 涙目、めやに、眼球突出などの眼科症状
前歯はまだ見やすいので比較的気付きやすいと思うのですが、奥歯の場合はなかなか素人では気付けないと思います。
そう簡単にはうさぎは歯の中を見せてくれないですからね。
なので、上記のような上手にご飯や水が食べれない状態というのは1つのサインだと思います。
そしてよだれで毛が濡れていたり、目の変化などにも注意が必要です。
奥歯が伸びている場合は目が飛び出るような症状が出るそうです!
原因
- 先天性のもの
- ペレット中心の食生活
- ケージの柵を噛むことで歯が曲がる
- 落下による歯のダメージ
不正咬合になる1番の原因は外傷による歯へのダメージだそうです。
ケージの中で走り回って衝突、落下のタイミングで歯を傷付けてしまう。
【関連】 うさぎのケージにロフトは危険!と言われ即日撤去致しました!
後は普段から牧草を食べずにペレットばかりを食べていて歯が削られない。
ペレットは柔らかいのでそもそもすり潰す必要が無いため。
対処法
- ニッパーを使って歯のカット(麻酔なし)
- 抜歯手術(麻酔あり)
不正咬合の程度や歯の健康状態、ウサギの年齢などによって治療は様々ですが、結構根気のいる治療になりそうです。
ニッパーで歯をカットする場合は、定期的にカットしなければなりません。麻酔無しの治療なのですが、カットする時に力が入り歯を痛めてしまうリスクがあるみたい。
逆に抜歯の場合は1度で良いそうですが、ウサギにとってリスクの高い麻酔での手術になるそうです。
予防法
- 後天性の不正咬合は、生活習慣で予防
- 牧草や野草メインの食事
- ペレットは足りない栄養素の補充
- ケージの噛み癖を対応する
- 転倒や落下には細心の注意を払う
まず僕達に出来る事としては食生活を見直すことじゃないだろうか!
出来るだけ自然界のウサギと同じものを食べさせることが1番なのかもしれない。
そしてうさぎが危ない行動をしないように環境整備することかな。
うさぎがケージを噛むので不正咬合防止の為にも対策しました!でも書いたけど、ケージを噛むのを辞めさせるのは難しいので噛んでも良い素材にしてみるとか・・・。
色々出来る事はあるのかなと思います。