マフとかマフマフと呼ばれる肉垂が出来る時期

肉垂?マフ?マフマフ?って一体なに?

うさぎの飼育の疑問画像

 

『うさぎの喉らへんある膨らみはなに?』

 

『マフやマフマフとか色んな名前があるよね?』

 

 

うさぎの画像を見ててよく見かけるのが、喉付近にあるモコモコした膨らみだと思います。

 

ふっくらとしたあの膨らみが何とも可愛いんですが、あれって何だろう?と疑問思ったことはありませんか?

 

あれがあるウサギもいれば無いうさぎもいるので、もしかしたら病気?腫瘍じゃないのか?と不安になってしまう方もいるかもしれません。

 

そして肉垂と言う人もいれば、マフとかマフマフとか呼ぶ人もいる。

 

なので今回はあの謎の膨らみについて調べてみたいと思います。

 

 

 

肉垂(にくすい)の正体

ネザーランドドワーフの肉垂の画像

 

僕は肉垂という漢字をみてまず「にくだれ」と読んでしまったのですが、まずこの名称について紹介します。

 

あの膨らみの気になる名前

 

うさぎの喉元になるモコモコとした膨らみは肉垂(にくすい)というものです。肉垂れ(にくたれ)という呼び方もあるそうですが、この肉垂の正式名称としてはDewlap(デュロップ)というのが正しいようです。

 

 

すげっ!?すでに3つも名前が出てきたよ!

 

でも正直、「ウサの肉垂(にくすい)可愛いよね〜」なんて言っても全然可愛さが伝わって来ないですよね。

 

にくだれなんて尚更です。


 

そこで、肉垂(にくすい)ってなんか嫌だ・・・・と思う人の間で、この肉垂(にくすい)をマフとかマフマフとか可愛い名前で呼ぶ人が現れたのです。

 

やっぱ日本人ってそういう文化ありますよね。

 

マフという名の由来としては、うさぎが首にマフラーのよう物を巻いているからだと思われます。

  • マフ ⇒ マフラー
  • マフマフ ⇒ マフラーマフラーとかモフモフから

 

個人的には「マフ」って呼ぶのが好きです。

 

だけど中には肉垂(にくすい)って呼ぶのが好きな人もいるかもしれませんね。

 

ではこの肉垂って一体なんなんでしょうか!?

 

肉垂の正体

 

うさぎの首元にあるマフラーには、

 

  1. 冬の間のエネルギー源としての役割
  2. 出産するときに必要なエネルギーを蓄えている

 

と言われています。

 

なので子供のウサギには無く、メスの大人のウサギにしかこの肉垂は存在しません

 

専門家の中には、出産の為に巣作りをするときに毛をむしり易いように発達したと説く人もいるようです。

 

やはりメスのウサギにしか出来ないという事は、お産に関係している部分が大きいのではないかと思います。

 

 

肉垂が出来始める時期

ネザーランドドワーフの肉垂の画像

 

この肉垂は子供の時期はできないと言いましたが、大人に成長するにしたがって徐々に大きくなっていきます。

 

またすべてのメスのうさぎに同様のマフマフができる訳ではなくて、

 

  • 生活習慣(食事関係)
  • うさぎの種類
  • 避妊手術の有無
  • 遺伝

 

などによって左右されるみたいです。

 

個人的な感想として、色んなうさぎを見てきてネザーランドドワーフには出来にくくてミニレッキスなどにはこの肉垂がある子が多いように思います。

 

ちなみに我が家のウサも9ヵ月ごろに「あれ?もしかしあれってマフじゃね?」という時期が来て、微妙に大きくなっていってます。

 

ほんとに小さなマフですが、とても可愛いです。

 

 

肉垂が関係する病気

ネザーランドドワーフの肉垂の画像

 

肉垂には栄養が蓄えれられていることが分かりましたが、肉垂が大きくなりすぎることでウサギにはよくないことも起きてきます。それが病気に繋がることもあるので注意が必要です。

 

  1. 肥満の可能性
  2. 皮膚炎になる可能性
  3. 腫瘍の可能性

 

マフがあるとうさぎはとても可愛いんだけど、病気となると話は別です。

 

 

肥満による肉垂の拡大

 

肉垂は栄養を蓄える部分になるので、栄養過多になるとこの肉垂が肥大しやすくなります。つまり肥満ですね。肥満気味の猫や犬などのペットなどはとても可愛くて僕も好きなんですが、うさぎが肥満になってこの肉垂は大きくなるとうさぎにとって都合が悪くなることがあります。

 

毛づくろいが出来ない

 

肉垂が大きくなることで、まず喉の部分のマフが邪魔してうさぎの日課とも言っていい毛づくろいができなくなります。

 

うさぎの唾液には体をキレイにする成分が含まれているので、いわばウサギにとって毛づくろいとはお風呂に入っているようなものなんです。

 

なので、その毛づくろいが十分にできないとなると、不衛生になり皮膚関係のトラブルなる可能性が出てきます。

 

【関連】 うさぎが毛づくろいする意味!実はうさぎの唾液には殺菌作用があった

 

食糞が困難になる

 

うさぎは食糞と言って、盲腸でより吸収しやすくした”盲腸糞”というのを作って再度食べることをするのですが、この食糞が大きくなりすぎた肉垂によって食べることが出来なくなります。

 

栄養豊富な食糞ということで、肥満気味のウサギには必要ないんじゃないかと思うかもしれませんが、食べれない事よりもその盲腸糞がお尻や足などについてしまうことが厄介なのです。

 

普通のうんちに比べて盲腸糞はベトベトしているので、お尻周りが汚れてしまい不衛生になってしまいます。

 

また匂いも強いために、最悪お風呂に入れてあげないといけない可能性も出てきます。

 

【関連】 うさぎの盲腸糞って?画像で確認するコロコロうんちと盲腸糞の違い

 

肥満のオスにもある事がある

 

肥満に関してはオスメス関係ないのですが、オスのうさぎが肥満になってしまった時にこの肉垂のようになることがあるそうです。

 

 

「え、うちのこメスだったの?」と思ったらただの太りすぎの場合があるそうなので気を付けてください。


 

オスとメスの見分け方についてはこちらの記事を参考にしてください。

 

【関連】 うさぎのオスとメスの見分け方!性別に疑問を感じた人必見の方法

 

皮膚炎になる可能性がある

 

マフがあまりにも大きくなり過ぎると、首に熱が溜まり易くなって皮膚炎になる事があるそうです。

 

うさぎは汗をかかないので熱を逃がすのが苦手です。

 

特に暑い夏などには注意が必要になります。

 

腫瘍の可能性

 

マフがこんなに大きくなったら腫瘍(がん)じゃないのかと心配する人もいるかもしれませんが、基本マフ自体は健康の証といってもいいです。

 

しかし安心するのは早くて、マフの部分にも腫瘍ができることがあるそうです。

 

人間と同じで特に高齢になると腫瘍ができやすいということで、心配な方は定期的に健康診断をして専門医の指示を仰いだほうがよいでしょう。

 

 

まとめ

★肉垂の名前

 

肉垂(にくすい)や肉垂れ(にくたれ)と呼ぶ
正式名称はDewlap(デュロップ)
可愛く呼ぶならマフとかマフマフ

 

★肉垂の正体

 

冬の間のエネルギー源としての役割
出産するときに必要なエネルギーを蓄えている
巣作りをするときに毛をむしり易いように発達した
大人のメスにしか出来ない

 

 

★肉垂による病気の可能性

 

肥満の可能性がある
食糞、毛づくろいが出来なくなる
暑さにより皮膚炎になる可能性
食糞、毛づくろいが出来なくなる

 

 

うさぎの肉垂はマフやマフマフと言ってとても可愛くマフ好きの方もいるくらいです。

 

しかし、それが可愛いからと言ってわざと大きくしようとすればウサギにとってはよくない事が多いように感じます。

 

うちのウサも毎日熱心に毛づくろいしているおかげでとても清潔で獣臭などは一切ないですからね。

 

ちなみにマフが大きいと言う事は肥満の可能性があるということですが、やはりうさぎにとっても肥満はよくありません。

 

今一度肥満について考えてみるのもいいかもしれません。

 

【関連】 うさぎの肥満の見分け方と、肥満によるうさぎが掛ってしまう病気とは!

 

 

以上、うさぎの肉垂についてでした。

 

 

 

 

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名前 : うさ男(お)

年齢 : 30代です!!

 

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