斜頸(しゃけい)という首が傾いてしまう病気があるらいしい・・・。
うさぎの飼育本でその存在を初めて知ったのですが、斜頸(しゃけい)といううさぎの頭が片側に傾いてしまう病気があるそうです。
正確には斜頸そのものは病名ではなく、症状を表す名称だそうです。
この斜頸(しゃけい)になってしまった場合なんですが、
完治する事もあれば後遺症が残ってしまう場合もあるとのこと。
とにかく早く治療することが完治への道なので
症状をしっかりと理解して少しでも早く病院に連れて事が必要になります!!
斜頸(しゃけい)の症状、原因、対処法
<斜頸(しゃけい)とは>
斜頸とは、頚(首)が片方に傾いてしまうことを言い、耳の炎症や感染症により神経が侵された場合や、強い衝撃によって頸椎や首の筋肉が傷ついた場合などに起こります。
症状
- 首だけではなく体ごと回転する(ローリング)
- 眼振(眼球が左右にまたは上下に揺れ動く)
- くしゃみ等のスナッフル症状
- 首が常に傾いた状態
- ご飯が食べれない
- 痙攣(けいれん)
斜頸(しゃけい)の症状としてはその場でグルグルと回ってしまうローリングという症状が出る場合、またはパスツレラが原因の場合にはくしゃみ等のスナッフル症状が見られることもあります。あとは眼振(がんしん)によってその場に立っている事もこんな場合もある。
とにかく一目で見て明らかにおかしい状態になるという事だと思います。そしてそのような状況ではご飯は食べれないという事も知っておいて下さい。
原因
- パスツレラ感染による内耳炎
- エンセファリトゾーン病(寄生虫)
- 外傷
斜頸(しゃけい)の原因としては細菌感染や寄生虫、耳の病気、高所から転落するなどして強い衝撃が加わることなどで起こることがあります。特に一般的に一番多いとされている原因はパスツレラ感染のようです。
その他にも飼い主の不注意で斜頸(しゃけい)になってしまう場合があるそうです。それが耳掃除で耳を傷付けてしまった、抱っこしていて高い所から落としてしまい外傷を負わせてしまった時などにも斜頸(しゃけい)になる可能性があるそうなので注意しましょう。
対処法
- すぐさま病院で診てもらう
- 回転する方向の側の眼球を傷つける可能性
- ケージなどをクッションで覆う
- 流動食の強制投与
細菌感染による斜頸(しゃけい)であれば、通常は抗生剤を投与・服用することにより改善するそうです。そこで抗生剤での効果を期待するには、できるだけ速やかに動物病院へ行くことが肝心のようです。処置が早ければ早いほど、抗生剤の効果が期待できるという事で、すみやかに動物病院で診てもらいましょう。
ただすぐには病院に連れて行けない状態であれば、ローリングによってケージに身体をぶつけたり、給水機に目をぶつけたりと、ウサギが傷付かないようにすることが大切です。ケージ内をクッションなどの柔らかいモノを置く、又はダンバールなどの入れて体を傷付けさせないようにするなどの処置です。またうさぎは斜頸(しゃけい)の状態では水が飲めなかったり、ご飯が食べれなかったりする場合があるのでその時は辛抱強くウサギの口にエサや水を運んであげましょう。
予防
- 不用意な外傷に気を付ける
- 温度(20〜25度)と湿度(40〜60%)を一定に保つ
- トイレの処理を小まめに行いアンモニア濃度が高くならないようにする
- 多頭飼いを避ける
まず飼い主が気を付ける事としては、うさぎに外傷を与えない事では無いでしょうか!耳掃除もそうですが、間違った方法でやって耳に炎症が起こっても大変です。高い所から落下させるなんてもっての他です。
ちなみに斜頸(しゃけい)を完全に予防するというのはなかなか難しいのですが、ウサギが健康に過ごせる環境を作ると言うのが1番なのではないかと思います。ウサギのケージは小まめに掃除、温度と湿度管理、ストレスの少ない環境などなどです。
以上が斜頸(しゃけい)の症状、対処法になるのですが
比較的症状に気付きやすい病気なのかなと思います。
なのでうさぎのこのような症状が出た場合はダッシュで病院に駆け込みましょう!!