うさぎに食べさせたい野菜一覧
うさぎに与えても良い野菜と、与えてはイケない野菜の一覧を作りました。
これが結構難しくて、人によって意見が変わってきて賛否両論ある野菜が多いです。
なのでダメだ!という人よりの意見に近づけて一覧を作成してあります。
というのも野菜は決して与えなければイケないモノではないので、体に悪い物を無理に与えるリスクは必要ないかなと。
ただ美味しい野菜をおやつ程度与えればイイかなって自分の考えです。
野菜を与える時の注意点
まず野菜を与える上で、これは気を付けた方が良い事です。
- 栄養価が高い、水分量多い、糖分が多い野菜は与えない
- カルシウム、シュウ酸の多い野菜は与えない
- おやつ程度に与える
- 栄養の偏りに注意する
- 出来れば有機野菜がベスト
★人間ならどんなに野菜を食べても体に害はないイメージですが、うさぎは野菜の食べ過ぎは害ですので与えすぎに注意しましょう。あくまで主食は牧草とペレットにしておやつ程度にとどめておく。
★水分の多い野菜は下痢の原因に、栄養価・糖分の多い野菜は肥満の原因になるので注意が必要です。
★そしてカルシウムやショウ酸の多い野菜は、うさぎが尿路結石症の病気になってしまうので頭に入れておきましょう。、
★あと毎日同じものを与えると栄誉に偏りが発生するので、なるべく違う野菜をバランスよく与える方が良いです。出来れば2、3種類の野菜を組み合わせて与える。
★与える時は良く洗って、農薬をしっかり落として水気を取ってから生で与える!(注文が多いw)
うさぎに与えてもOKな野菜
うさぎと言えばニンジンというイメージですよね。ニンジンにはβカロチンを多く含み、皮膚・粘膜の健康維持に効果的です、。が、ニンシンの実の部分はウサギには高カロリーで糖分高めなので与えすぎはNGになります。ニンジンというよりは、ニンジンの葉の方が好んで食べるうさぎが多いみたい。
カルシウム ⇒ 92mg(ニンジンの葉100g当たり)
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ブロッコリーは葉と茎の部分なら食べさせても大丈夫ですが、ブロッコリーのタネと根っこの部分はうさぎにとっては毒のようなので与えないようにしてください。ちなみにカルシウムは少な目ですが、シュウ酸が多いために注意が必要になります。
カルシウム ⇒ 38mg(100g当たり)
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セロリにはビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・食物繊維・カリウムなどが含まれています。匂いも刺激的でうさぎの食欲をそそる一品になると思います。カルシウムも少なくて安心かも。
カルシウム ⇒ 39mg(100g当あたり)
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大根自体は水分が多く辛みがあるので与えない方がよさそうです。でもダイコン葉は与えることができます。ただし、カルシウムが多くは含まれてるので、カルシウムの摂取量を制限する必要がない子であれば、ダイコン葉についてはOKって感じです。葉の部分は消化酵素が含まれ、食べ物の消化や腸の活動を助けてくれます。便秘予防にも効果的です。
カルシウム ⇒ 260mg(100g当たり)
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ビタミンや食物繊維が豊富で消化器官の動きを良くしたり、毛づくろいの時に飲み込んだ毛が溜まる毛球症などを起こりにくくしてくれます。しかし、カルシウムの含有量が高いことからあげすぎには注意が必要な野菜になります。
カルシウム ⇒ 170mg(100g当たり)
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チンゲン菜の栄養素としてはβカロテンが豊富!βカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で有名ですが、カルシウムもやや多い野菜なのであげすぎには注意。あと、水分が多くて食物繊維も少なめなのでそんなに無理してあげる事は無いかなとおもいます。
カルシウム ⇒ 100mg(100g当り)
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うさぎは匂いがつよいものを好む傾向にあるようで、パセリを好んで食べるうさぎも多いみたいです。僕が持っている飼育本にも与えて良いとされる野菜に入っていて、数多くのサイトでもパセリをOKの部類にされてます。しかしカルシウムが多い食品ランキングを見るとパセリって上位に食い込んでいます。そしてシュウ酸が多い野菜としても紹介されていいます。
カルシウム ⇒ 290mg(100g当たり)
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色々サイトを巡ってみると、水菜は与えても良いとされています。うさぎも好んでよく食べるとみんなが言ってますね。ただカルシウムの含有量を調べてみると結構高い事がわかります。ということで注意が必要な△としておきます。
カルシウム ⇒ 210mg(100g当たり)
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積極的にあげる必要が無い野菜
キャベツはうさぎに与える際に賛否両論ある野菜です。栄養価が少なく、水分が多いキャベツは下痢の原因にもなるのであまり与えない方が良い、お腹にガスが溜まり易いので気を付けなければイケない、甲状腺腫(こうじょうせんしゅ)になり易い!などと言われているのが、その理由です。
シュウ酸 ⇒ 300mg(100g当たり)
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栄養価が少なく、水分が多い
シュウ酸 ⇒ 300mg(100g当たり)
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栄養価が少なく、水分が多いので積極的にあげる程でもない野菜。
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栄養価が少なく、水分が多いのでうさぎに積極的にあげたい野菜ではありません。そして、トマトの葉っぱや茎の部分にはトマチンという毒があるそうなのでうさぎには絶対与えないで下さい。
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このキュウリはうさぎに与えてもOKな野菜ですが、栄養のバランスは良いモノのそこまで量が多くないので与える必要はあまりありません。ただ、水分が多いので夏場の水分補給として熱中症予防などに役立つかもしれません。冬場は体が冷えるのでやめましょう。
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与えたらいけないNGな野菜
ネギ類、ニンニク類 |
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ネギ類 × ニンニク ×
赤血球を破壊してしまう。イヌネコでも中毒を起こすようにウサギも中毒を起こします |
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イモ類、豆類 |
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イモ類 × 豆類 ×
でんぷん質を分解できません。最悪死ぬ事もあります |
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ほうれん草 ×
カルシウムの吸収の妨げになるから。
シュウ酸 ⇒ 800mg(100g当たり)
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アボガド |
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アボガド ×
脂肪分が高いためうさぎには適さないし、中毒を起こす成分が入っているのでNG。 |
まとめ
カルシウムやシュウ酸の摂り過ぎは尿路結石の原因になるのでシビアになる所ですが、うさぎにもカルシウムは必要な栄養素になります。
気にし過ぎてカルシウム不足なる事も、骨や歯の健康に良くないんです。
ただ当然摂り過ぎもダメなので、カルシウムやシュウ酸の多い1種類の野菜を与え続けるというのは避けた方が良いと思います!
しかし、シュウ酸はカルシウムと一緒にとると、尿ではなく便と一緒に排泄されるらしいんです。
なので、シュウ酸とカルシウムをバランス良く食べさせることが大事なのかなと思います。
シュウ酸を多く含む食品は、カルシウムを多く含む食品と一緒にとるって感じで。
という事はこんな感じ?
野菜 | カルシウム | シュウ酸 |
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セロリ |
39mg |
190mg |
小松菜 |
170mg |
50mg |
単品で与えるよりは合わせ技って感じですね。
色々難しいですね・・・。
ちなみにカルシウム大丈夫説というのも良く見かけます
カルシウム大丈夫説
研究によると意図的にカルシウム量を抑えたうさぎは、逆に結石になりやすいと結論づけられている。
一生伸び続ける歯の持ち主であるうさぎにとって、逆にカルシウム不足は命に関わる問題になる。
尿の排泄が正常なうさぎであれば野菜からのカルシウム摂取は問題ない!と。
相対する意見があると僕達素人は混乱しますよね。
それだけうさぎの事に関しては分からないことが多いのかなと思う。
なので、とりあえず与えて良いとされる野菜を、少量たま〜に与えるという事が良いのかなボクは思います。
野菜の組み合わせについては野菜栄養素一覧を活用して下さい。